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THE BAND かつては兄弟だったときもあったっけなぁ(邂逅) [ロック!!]

って題名でしょうか

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映画の後のトークショーで健太師匠がおっしゃるとおり、両雄並び立たず、でもその両輪がないと車は前に進まない

BEATLESしかり、STONESしかり、BEACH BOYSしかり、PINK FLOYDしかり、はっぴいえんどしかり、等々

そして周りは2人の関係についていろいろ言うけれど、本当のところはその2人にしかわからない

そういう物語でした

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実はTHE BANDって、昨今の評価の割に未だにどこか距離を感じてしまう音楽のひとつ

なぜなら自分が多感な青少年のときに誰かさん(YSさん)にブリティッシュロック至上主義を教育されたのが大きかったからなんだと思う それがなくとも、70年代に日本では音楽メディアに(ニュー・ミュージック・マガジンはあったかも知んないけど、ローティーンの自分には敷居が高すぎた)THE BANDってほとんど取り上げられていなかったように思う

当時ロッキンオンでTHE BAND界隈に関する原稿なんて読んだことなかった ロッキンオン的(今でいうところの中2病的)なロックの聴き方をしていたら、THE BANDの音楽は自分の視界(聴界?)にはどうしたって入ってきようがない

THE BANDの登場が'69〜'70初頭のロックシーンにおいてZEPPの登場以上に衝撃的な影響を与えた(以前バラカン師匠と健太師匠のピンポンDJで、当時ロンドンで暮らしてたバラカン師匠もそんなことを言ってた)というのが、最近になって史実として当たり前のように語られるようになってきたけれど、自分には今ひとつ事実として入ってこなかった

ようやくこの映画で、THE BANDの1stアルバム聴いたクラプトンが、リズムギター担当でいいからバンドメンバーにしてくれ、とお願いしたけど断られた、と本人が語るくだりで、やっぱそれは本当だったんだな、と


そしてロビーとリヴォン、「音楽」というフィールドの中ではブラザーになれるけれど、それ以外の価値観・ライフスタイルでは全く接点を見出せない2人のサーガ

そういうのってある、仕事ではまあタッグを組めるけど、趣味とかライフスタイルとか考え方とかは全く合わないヤツって

そしと(ロビーの)奥さんの存在がそれをより露わにしてしまった、これはBEATLESの行く末とも同じだったのかな


映画の最後の演奏シーンをリヴォンが歌っているラストワルツの「オールド・ディキシー・ダウン」にしたのは、ロビーの一抹の懺悔だったのか でもこのシーンがすごくいいんだな



コメント(2) 
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コメント 2

片山ニク

お久しぶりです!
この映画評判いいですね 観てみたいです!
僕も中学・高校と渋谷陽一のラジオ聴いてたので
なかなか呪縛が取れませんでしたわ?
考えようによっては悪い時期に当たったのかもしれないですね[わーい(嬉しい顔)][あせあせ(飛び散る汗)]
by 片山ニク (2020-11-19 19:46) 

HIKKY

ニクさん、いつかTHE BANDのメンバーも作ってください!(ヒゲ面が多いから難しいですかね)
by HIKKY (2020-12-02 19:14) 

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