無法松の一生、というか、オレの一生は・・・の巻 [シネマ]
ふと気付くと、自分は既に一生の折り返し地点を通過しているわけで、
ということは、一歩一歩、着実にゴール(死)に近づいている、ということなわけで
なんてことは、普段考えることはないです
日々、ぐだぐだ〜と生きてるだけだし
でも、何かのきっかけがあると、ちょっとは考える
昨日のNHK BS、「山田洋次が選んだ日本の名作100本家族編」
「無法松の一生」見て、ラストの松五郎の死に様って、
決して自分と遠いものではないと思うのであった
自ら孤独に生きることを選び、老いて体を病んでも頼るは酒しかなくなり、
最後は酒瓶とともに、雪積もる学校の校庭でのたれ死ぬ
う〜ん、正直、自分がこうなることがないとはいえない、と
「無法松の一生」なんて、なんか演歌にそんな曲があったかな、くらいの知識しかなくって、
こんな機会でもなければ、この素晴らしい映画に出会うことはなかった
特に、高峰秀子演じる未亡人の前から自ら身を引いた以降の、
孤独とともに老いてぐだぐだに落ちぶれていく松五郎を演じる三船敏郎の演技の凄さ
この映画って、そこがすべてかな
先月放映された「二十四の瞳」といい、ありがとう山田洋次、ありがとうNHK、って感じ
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