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サヨナラ北光社・・・の巻 [文学]

新潟に住んだことのある人(住んでいる人)限定ネタです

今日、職場に着いて、朝の日課である大手新聞のwebサイトをチェックしてたら、
このニュースが目にとびこんできた

190年の歴史別れ惜しむ

新潟の書店「北光社」

 江戸時代に創業した老舗書店「北光社」(新潟市中央区古町通6番町)が31日に閉店し、190年の歴史に幕を下ろした。朝の開店直後から大勢の買い物客が目当ての本を手にしてレジで列を作りながら、同店との別れを惜しんだ。

 斎藤幸成社長や佐藤雄一店長らがレジで来店者一人一人にお礼を述べると、買い物客らは「お世話になりました」などと感謝を述べた。中には「また北光社で会いましょう」と会話を交わす客も見られ、古町地区の待ち合わせ場所に使われてきたことをうかがわせた。

 閉店を惜しむ利用者から募ったメッセージは、31日までに400枚以上が寄せられ、ショーウインドーでは収まりきらなくなり、店内の壁にも張り出された。店外では、携帯電話やカメラで北光社を撮る姿も多く見られた。

(読売新聞webサイトの記事から抜粋させていただきました)

今から20数年前、学生時代は結構足を運んだ書店
(このななめ向かいにある書店、萬松堂もよく行ったな)
ここで創元SF文庫やハヤカワSF文庫、いっぱい買った記憶がある
ブラッドベリはほとんどこの店で買ったはず

北光社さん、短い期間でしたが、お世話になりました
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おととい書いたCDネタでもちょっとふれたが、
この先、モノを買うときは、店舗に出向くのではなく、ネットで注文することが主流になるのだろうけれど、
(売り手にとっても買い手にとっても、その方がメリットが大きいから)
でも、休みの日にふらっと街に出て、本屋やレコード屋をぶらっと覗く楽しみが失われるのも、
なんだか寂しいね

タグ:北光社
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今でも生涯ベストワン作品・・・の巻 [文学]

J.D.サリンジャー
27日に亡くなったそうです
91歳まで生きたんだ

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初めて野崎訳で読んだのは、19歳のとき
10代のうちに読むことができて「ギリギリ間に合ったぁ」と思ったのを覚えている
つまりそのときは、10代でなければホールデンの抱いている哲学(のようなもの)に共鳴できないだろう、
と、読んでて感じたからだ

2003年、村上訳出版
初めて読んだときから倍以上の年齢になってしまっていたけれど、
ホールデン・コールフィールドの行動の1から10まで、変わらず共感できた自分に、
ホっとした

そうか、それからも7年たっちゃったんだな・・・
サリンジャーを偲びながら、もう一度(2冊とも)読み返してみよう

1Q84と読売新聞・・・の巻 [文学]

朝日新聞の夕刊に連載されている池上彰氏の連載コラム、
今日のネタはこんなんでした
(無断転載sorry、朝日新聞社さん)

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読売新聞(と日経新聞)と新潮社の間に何があるのかは知らないけれど、
言いたいことは読売がどうのこうのではなく、
新聞の情報がすべて、と思い込んじゃダメだってことを、
改めて知らされたということかな

それはともかく、池上さんのこのコラム「新聞ななめよみ」、
朝日新聞自体にも、ときに容赦なく辛口にダメ出しするんで、結構爽快
いつも愛読しております

タグ:1Q84
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元日の朝刊の広告といえば・・・の巻 [文学]

確かにキムタク扮する古代進の全面広告には度肝を抜かれたが、
1面から読んでいったら、(出るのわかってたとはいえ)やっぱりこっちの広告の方に先に胸ズッキュン

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え〜、4月まで待てないよ、
って大丈夫、1〜3月なんてあっという間に過ぎちゃうんだから
3学期っていつもそうだったじゃん!

あれ、今はほとんど2学期制だから、3学期って絶滅寸前なのか・・・
3学期の醸し出す儚さ、結構好きだったけど

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1Q84、続きはやはりあるんだね・・・の巻 [文学]

今日の毎日新聞(Web版)に載っていた、
村上春樹氏インタビューからの抜粋です

--刊行から3カ月余り。この間、なされた批評について聞くと……。

 「全く読んでいません。いつも読まないんだけど、特に今、『BOOK3』を書いているから。まっさらな状態で執筆に集中したいから。1、2を書き上げた時はこれで完全に終わりと思っていたんです。バッハの平均律をフォーマットにしたのは、もともと2巻で完結と考え、そうしたわけです。でもしばらくして、やっぱり3を書いてみたいという気持ちになってきた。これから物事はどのように進んでいくのだろうと。時期的にはなるべく早く、来年初夏を目安に出すことを考えています」

あの小説を読んだ誰しもが思ったこととはいえ、
またあの世界の続きを体験できるのは、とても楽しみです

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そして「シンフォニエッタ」を聴いてみた・・・の巻 [文学]

とりあえずAmazonを覗いたが、
ヤナーチェクの「シンフォニエッタ」と言っても、何種類もアルバムがある
クラッシック音楽に関する素養がゼロなだけに、何に手を出せばいいのかわからない

ちなみに青豆が買ったレコード(1984年には、まだCDは一般的ではなかった)は、
ジョージ・セル指揮、クリーヴランド管弦楽団演奏のこれのよう

バルトーク : 管弦楽のための協奏曲 / ヤナーチェク : シンフォニエッタ















そして、天吾が聴いたのは、小沢征爾指揮、シカゴ交響楽団演奏のこれだったのかな

ルトスラフスキー:オーケストラのための協奏曲















でも、結局私が買ったのは、カレル・アンチェル指揮、チェコ・フィルハーモニー演奏のこれ
作者、指揮者、オーケストラ、すべてがチェコで統一されたこのアルバムに
やはり魅かれるものがあった

ヤナーチェク:シンフォニエッタ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 おそらく1Q84読者の多くが、どれであれ「シンフォニエッタ」を買い求めたのでしょう

 

もちろん理由はただ1つ、

あの小説の中で、この曲が1Q84年への扉を開けるキーになっていたから

つまり、実際のところこの曲は、現実の(我々の)この世界から意識を跳躍させる何か力のようなものを

内包しているのではないかと期待して

 

もっとも、そういう先入観で聴くから、当然そう聴こえてしまうのだけど、

それにしても、クラッシックど初心者な私でも、

このオーケストラの奏でる世界にぐいぐい引き込まれる魅力があるのは確かであった


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1Q84、読了・・・の巻 [文学]

少なくともグレゴリオ暦では、1年は12月まである
だから10月-12月の「BOOK 3」がいずれ書かれるかもしれない

あるいは、この物語は4月からスタートしている
それならば、10月-12月の「BOOK 3」、
さらに1月-3月の「BOOK 4」まで書かれる可能性だってあるかもしれない

しかし、もちろん、この物語はこれ以上語られることはないのかもしれない
語られるべきことが、この2冊で十分に語られ尽くしたのであれば
なにしろ「説明しなくてはわからないことは、説明してもわからないということ」なのだから

この物語においては、この先どこまでいっても天吾は月の2つある世界で生きていかなければならないように、
私は、月の1つしかない(最近確認していないけれど、おそらく)この世界で生きていかなければならない
(この世界に入るドアは、一方にしか開かないのだ)

そして私は、自らにとっての青豆(的な存在)をこの世界で見つけるために
これからも生きていくことになるのだろう
何があろうと、ここがどのような世界であろうと
そして彼女がたとえ誰であろうと

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1Q84、経過報告 [文学]

そっか、オレは「ハゲの天国(又は地獄)」に行くんだ
いいけどさ・・・

ふかえりちゃんって、
深津絵里ちゃんからきてるの?
深田恭子ちゃんからきてるの?
それとも福田衣里子ちゃんからきてるの?

(すみません、全然関係ないです↓)


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1Q84、期待と不安と・・・の巻 [文学]

一応5月29日が公式発売日になっていましたが、
今日本屋をのぞいたら、もう山積みされていました
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では、この週末、じっくり彼の世界に浸ってきます
月曜日にこのしょっぱい現実の世界にすんなり戻って来れるだろうか?

(小説とは関係ないが(多分)↓ でもこの時代(1974年頃)のBowie、カッコイイなぁ)

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村上春樹のスピーチ、その2・・・の巻 [文学]

彼のスピーチの一語一句を知りたい、と 
みなさんネットであれこれ探しましたよね?

そんな中、全文が載っているわけではないのですが、 
笹部さんのブログでの和訳が、一番スーっと入ってきました

読んで、あらためてジーンときました

「その壁がどれほど正当でまた卵がどんなに誤っていようとも、卵の側に立つ。」

(きっと)誰しもそう思ってはいる(思いたい)けれど、 
果たして自分は、多くの人前で言葉に出して言えるだろうか?

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