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過去に見たライブの中で間違いなくベストワン [ロック!!]
テデスキ・トラックス・バンド、う〜んどうしようかな、曲ほとんど知らないしな、と躊躇している間に東京公演はソールドアウト
そしてちょうど追加公演が発表されたあたりに、朝日新聞で彼らの新作「I AM THE MOON」が村上春樹の助言を受けて作られているのを読んで、やっぱ行かなきゃと
とはいえ、事前にI AM THE MOONも聴いたけれど、あれは大作なんで頭に入りきらず、不安を抱えて会場へ
しかし不安は全くの杞憂、曲を知ってようが知らなかろうが、本当に素晴らしい芸術は無条件で心を鷲掴みにされる
もちろんデレクのギターが素晴らしいのだが、スーザンはボーカルだけでなく、ギターの腕も旦那に負けず劣らず素晴らしい
そして、バックのミュージシャンも全員が素晴らしい
途中、デレクのギターを聴いていたら、あまりに心に響いて涙が出てしまった(比喩ではなくホントに)
ライブで感動して涙が出たのは生まれて初めて
最後の曲ジェフ・ベック・グループの「BECK'S BOLERO」に、アンコールのスライの「I WANT TAKE YOU HIGHER」は会場大盛り上がり
死ぬまで記憶に留めておきたい最高のライブでした
タグ:ロック
鮎川誠、ただただカッコよかった〜 [シネマ]
ここんとこほぼ映画のネタばかり、と言っても、ほとんどロック系だけれど
ライブ・エピック25に続き、「シーナ&ロケッツ 鮎川誠 〜ロックと家族の絆〜」に
見る前は、サブタイトルにある家族との話がメインだとダレるかな、と心配したけれど、それこそが鮎川誠を知る上でとても重要な要素で、むしろそれをストーリーの中心にすることで、すんごくいい映画になってました
鮎川誠という人は、生き方にウソやごまかしがなく、自然体でクレバー、そして最後までピュアな精神の持ち主だったのが、すごく伝わる なかなかこんな人間にはなれない
久留米のアマチュア時代から亡くなる前の姿まで、ただただもうカッコいいとしか言いようがなかった
自分は、YMO経由で、細野さんプロデュースの「真空パック」を高校時代に買ったのが、シナロケとの最初の出会いでした
当時から、このアルバムのテクノポップ寄りの音楽は、元サンハウスのザ・ブルーズ・ギタリスト鮎川誠の本質じゃない、との評価も多かったように思うけど、自分はラモーンズとYMOが合体した感じ(それか、ブライアン・イーノがプロデュースしたDEVOのアルバムに近い空気感、というか)、気に入ってた
ただ、その後のシーナ産休時のシーナ抜きザ・ロケッツの硬派な感じがやっぱりもっとカッコよく、当時日比谷野音でのライブにはるばる新潟から見に行ったっけ(記憶はほとんど失われているけれど・・・)
そして、シーナ&ザ・ロケッツ本体のライブは、見る機会はこれまでいっぱいあったのに、結局一度も見ないでしまったのを、この映画を見た今になってとても後悔しています
お二人とも安らかに
epicレーベル45周年、のLive EPIC 25 [シネマ]
20年前の1993年に、EPICソニー25周年を記念して組まれたEPIC所属アーチストのライブツアー「Live EPIC 25」の最終公演を記録した映像を、20年後の45周年プロジェクトとして設立日8月21日に一夜限りの上映
20年前にこんなライブがあったなんて、記憶にないんだけど・・・
自分の音楽的嗜好性からして絶対行くはずなんだけれど、チケット取れなかったのか、他に外せない用事があったのか、う〜んやっぱり記憶にない
というわけで、20年たっての初体験、させていただきました
epicの邦楽といえば、やっぱり80年代を象徴する音楽
自分にとって、まるまる大学生時代、そして社会人成り立ての時代なので、80年代の音楽は自分史の中でも最も体に染み込んでいるように思う
特に個人史的には1986年
大学生のモラトリアムという特権がなくなり、荒波に漕ぎ出た社会人としての1年生の年、しかも訳あってその1年限りで転職したので、今に至る社会人時代との連続性がないこともあり、その1年間の記憶は他のどの年よりも濃厚に残ってるのであった
というわけで、1986年4月〜1987年3月にリリースされていたバービーボーイズの「負けるもんか(オリコン47位)」、TMネットワークの「Self Control(オリコン33位、もっとヒットしたようなイメージあるけどまだその程度の認知度だったんだね)」、そして渡辺美里の「My Revolution(もちろんオリコン1位)」の3曲が、その1年間の記憶と密接に結びついていて、アーチストの好き嫌いを超えてズキュンと胸に刺さったのでした
(そんな個人的事情を抜きにすれば、最もカッコ良かったのは大沢誉志幸とMODSでしたが)
ロング・プロミスト・ロード(約束の旅路) [シネマ]
よかった
悪いわけないさね
第三者的視点で描いた客観的ドキュメンタリーではなく、今現在のブライアンへのインタビューをベースに彼のたどった歴史を描いているので、信頼度も高し
ブライアンが弟デニスの唯一の名盤、1977年リリースの「パシフィック・オーシャン・ブルー」をこの映画のインタビューのときまで「聞いたことない」と言ったのがめちゃくちゃ意外だったし、仲のいい兄弟なのにそんな薄情な、ってちょっと思ったものの、ま、それも彼らしいな、と
で、その後に初めてデニスのアルバムをパソコンで聞いてすごく気に入ってる彼も、また彼らしかったな
他のエピソードでは、かなり前の彼の家でのインタビュー時にブライアンが急に席を外してしばらく戻ってこず、家の中を探したら冷蔵庫の中に隠れていた・・・その理由が、インタビュー時にある曲が聞こえてきて、その曲が怖くて隠れていたんだけど、その彼を怖がらせた曲にめちゃくちゃ笑えました(彼にとっては笑い事ではないんでしょうが)
余談ですが、日本人(キリスト教徒の方々は別として)には、アメリカでは頻繁に使われる「プロミスト(約束の、約束された)」って単語の持っている真のニュアンスが理解できていないんですよね・・・
これまでの長い間、いろんなこと(楽しかったことも不幸なことも)があったけれど、向かうべき方向に向かって生きている、というニュアンスなのかな?
下のトレイラーはゲスト・コメンテーターの映像で構成されているけれど、もちろんこれらが映画のメインではなく、ブライアン本人へのインタビューと当時と現在の彼の映像こそがこの映画のすべてですからご安心を
シン・ウルトラマン見たよ [シネマ]
確かに、シン・ゴジラを映画館で見たときとくらべれば、やや消化不良(ダイジェスト版を見た気分、的)な気持ちは否めないけれど、「出てきてから倒すまで」のひとつの流れのストーリーで済むゴジラと、いろんな怪獣(禍威獣)やら宇宙人(外星人)やらと戦うストーリーの一部をつまんでひとつのストーリーに仕立てなきゃいけないウルトラマンとでは、同じ土俵で評するのは厳しいと思うよね
ただね、でっかいスクリーンで「自分が子供の頃に見ていたあの」ウルトラマンをこの目で見たのだから、自分は楽しめました
昔の科特隊やウルトラ警備隊等々は、部屋一面が機器やらコンピューターやらで埋め尽くされた作戦室で仕事してたけれど、現代の禍特対は一人1台のノートパソコンで、ごく普通の事務所で仕事できるってのが、何気に歴史を感じさせられたり
タグ:庵野秀明
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